
本尊様とは申すまでもなく、お寺の本堂の真ん中にお祀りしている仏様や、菩薩様の事です。そこで『私の寺の本尊様はお釈迦様ですが、他のお寺ではお釈迦様にかぎらず色々な本尊様をお祀りしています。たとえば、私の師匠寺の本尊様は地蔵菩薩だし、知人の寺では阿弥陀様が本尊様です。他にも薬師様を本尊様としていたり、或いは観音菩薩を本尊様としているお寺もあります。又仏様や菩薩様にかぎらず七福神や、鬼子母神(入谷の鬼子母神が有名)帝釈天(フーテンの寅さんでお馴染みの柴又の帝釈天が有名)、お稲荷さん(愛知県にある妙厳守の豊川稲荷が有名)等をお祀りしているお寺もあるくらいなんです』とお話すると、彼女は『どうしてそんなにたくさんの本尊様かいるんですか?一つの教えを信じるなら、本尊様も一つでなくては、おかしいじゃないですか?それじゃ!あなたの信じている宗教は[まぜ飯]みたいじゃないですか?』と言うのでした。「『まぜ飯』とはよく言ったなあ」とその時、とても感心させられて仕舞ったのでした。
『まぜ飯』とは白いご飯でなく、色々な具が入った『炊き込みご飯』や『五目チラシ』のようなものです。ですから彼女は、本尊様として色々なものをお祀りしている我々の教えを評して『まぜ飯』と言ったのでした。 |