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◆『生命』の不思議 |
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最近上演され、好評だった映画『愛を乞う人』を演じた女優原田美枝子さんは、朝起きたら必ず、坐禪をすると言います。彼女がそのように坐禪に興味を持つようになったのは、自分が妊娠してからだそうです。自分は食べて寝て、寝て食べてという只それだけの生活を繰り返しているのに、おなかの中のチッチヤな『生命』は、日増しに大きくなり、成長して行くのを知り、それまで自分で生きていたつもりが実は生かされていたんだと、教えられたからだといいます。そんな『生命』の不思議に目覚めたのを機会に坐禪をするようになったそうです。 |
◆自と他の仕切り |
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又この空気は私という思いを離れ、外との仕切りを設けず、自由に出入りしているのです。そうなれば何処までが私であり、何処までが他人であり、或いは外界であるのか?よく分かりませんね。かってテレビで『人間のカラダの70%は水で出来ています。ですからあなたが汚した水は、いつかあなたのカラダを汚す事になります』というセンセーショナルなコマーシャルがありました。それは我々が汚した水は、必ず私自身の身に降りかかって来るという事であり、我々はこの大自然と切り離す事の出来ない、一つにつながった生命を生きているという事であります。 |
◆請求書と領収書 |
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ですから坐禪は、この大自然と一つにつながりあった『生命』に常に立ち帰るというので帰命の行であり、又報恩感謝の行でもあると言えます。そしてすべてが仏の恵みの中に生かされていたんだと気付いた時の言葉を『おかげさん』というのでした。そこで越後の良寛さまは『おらがおらがの「が」を捨て、おかげおかげの「げ」で生きよ』と我々に教えています。 |
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